アンサンブルは合わせない
アンサンブルでは相手の音をよく聴き合わせることが大切と考える方が多いと思います。 しかし、実際相手の音をよく聴き 合わせても、なかなか合わない経験は無いでしょうか? アンサンブルはまず自分1人が音楽全体を作り上げなければなりません。相手に合わせることは、音楽を相手任せにする事につながります。お互いに合わせていては、行き先不明の意思のない音楽になってしまいます。 自分の中ではっきり音楽を作り、その音楽を自分のパートに込めます。その自分の音楽が込めらた音で相手の音を包み込むように、相手の音を揺さぶるように弾くことが大切です。 そのように弾いたとき、相手も自由に演奏出来るようになります。 アンサンブルは会話のよう、と言われるのはお互いの意思が音を介して繋がるからと言えます。