ヴァイオリン ピアノの奏法の共通点
ヴァイオリンとピアノは全く違う楽器ですが、奏法には共通点が非常に多くあります。 一体どこが共通点なのでしょうか。一つは身体全体の使い方です。下腹の丹田(場合によってはもっと下の方、遥か地球の中心)から歌のエネルギーが背中を通り、肩 腕 手 指先と流れ、楽器に入っていく感覚はまさに同じと言えます。 ヴァイオリンもピアノも手先だけでも弾けますが、これでは単なる音が出るだけで、音楽にはなりません。そのような落とし穴も共通点かもしれません! 二つ目の共通点は指の形。手のひらは脱力すると自然に全ての指が柔らかく曲がります。この力の抜けた形が、柔らかいホースのように歌のエネルギーを身体から楽器に流していくのです。もしどこかに余分な力が入れば、ホースが詰まった状態と同じになり、歌が自然に楽器に流れません。もちろん肩や腕に力が入っても歌は滞ってしまいます。 その他にもまだまだ共通点はあるの思います。ピアノもヴァイオリンも大変練習に時間のかかる楽器ではありますが、両方取り組むと音楽へのアプローチが多面的になり、より深い音楽ができるでしょう。是非チャレンジしてみて下さい。