短時間の努力で、最大限の効果!練習のコツ

練習のコツ

音楽を演奏するのは好きだけど、練習がなかなかはかどらない…。という方は多いと思います。できればなるべく少ない時間で、最大限の効果を得たいもの。

練習のコツをいくつかご紹介したいと思います。

物凄く才能がある方や、技術的、音楽的に完成している方ではなく、一般的な学習者向きの練習法です。

1、これから弾く曲の曲想を知る。

どんな曲か分からず弾いても練習効果はあがりません。どんな曲なのか、伴奏や他のパートとの絡み合いなど、しっかり勉強しておきましょう。スコアなどを見てピアノで弾いたり歌ったり、自分でできる方法を駆使して曲を理解しましょう。

曲の雰囲気を感じ取ってそれを表現することで、感動の無い演奏になることを防げる他、上達も驚くほど早くなります。


2、効率的な指使い、弓の上げ下げ、管楽器などはブレスの位置、など取り敢えず決める。

技術的に難しい場合は繰り返して練習せねば弾けるようになりません。本番で使う指使い、弓使い、ブレスなどで繰り返した方が、いざというとき安心です。

練習していくうち、改善は行って下さい。ゆっくり弾くのと早く弾くのはまた違ってきます。


3、メトロノームでゆっくりから練習する。

メトロノームの使い方はメトロノームの項で書いたように使って下さい。

ゆっくりとは、かなりゆっくりです。1つ1つの音の動きや色を感じ表現して余りある遅さ、常に無駄な力が入らないように注意して弾けるテンポです。

歌が流れる姿勢(リズムと身体の項を見て下さい)で身体に意識を集中し、テンポが速くなっても力が入らないように感覚を研ぎ澄ませましょう。

テンポが速くなると違う筋肉を使ったり、弾き方が変わって来ることがあります。自然な奏法に心掛けながら早いテンポにふさわしい奏法に変えていきましょう。

完成形のテンポまで頑張りましょう。もし初めから完成形のテンポで弾けるようなら、10回弾いても完璧!を目指しましょう。


練習には課題や練習回数など小さな目標を作って練習方すると集中力が保たれやすいでしょう。


地道な練習ですが、規則的なテンポで何回も練習した曲は意外に期間を置いても忘れないものです。是非効率的な練習をして下さい!

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