レッスンの心得

楽器を習得するためにレッスンに通われている方は多いと思います。せっかくお金も時間もかけて習っているのですから、しっかり上達しましょう。その時の心構えに付いて述べさせて頂こうと思います。と言っても、ごく当たり前のことですし、信頼出来る先生の指導を受けることの重要性は言うまでもありません。

まず上達するのは自分ですから、先生にどうにかしてもらうのではなく、自分で上達するんだ、という気持ちでレッスンや練習をしましょう。
先生の言われた通りやっていれば大丈夫、と安易に考えず、先生の意図していることは何なのか?よく考えるようにしましょう。

また同じ楽器を習っても先生によって言われることが違います。ときには真逆の事もあります。それはどちらかの先生が間違っているのではなく、上達のためのルートがいくつもあるのです。
一つの山を登るのにもルートはたくさんあります。違うルートを通れば見える景色も全く違うものです。
同じ様に一つの楽器を習っても、上達のルートが違えばまるで違う練習法になる事はあるでしょう。
何かの理由で先生を変わった時など、前の先生と言われることが違う事はよくあります。そなことで悩んでいるなら、山を遠くから鳥の目線で見る様に眺めてみましょう。自分はどこに向かって何を何のために練習するのか考えてみて下さい。

また、先生に頼り切って何も考えないのでは上達しませんが、腰を据えることなく、あれこれ勝手練習してもなかなか効果は上がりません。
素直に指導に従って努力する事も大切です。大概、体で習得する様なものは、出来る様になって初めて先生の言っていた事はこれなのか!と分かるものです。
先生を信じ、自分で努力して上達しましょう。

また、子供さんが練習しないと悩む保護者の方も多いと思います。そんな時は音楽的な環境を整えてあげて下さい。まず家族みんなで音楽を楽しんだり、演奏会へ出かけたりしてみて下さい。音楽と楽しい思い出を作って下さい。

文化とは家庭や地域に根ざしたものです。家族が音楽に無関心で、地域に何も音楽的な物が無いのに、毎日練習する子供はいません。
まずは家庭の中に音楽を楽しむ空気を取り入れましょう。皆さんの生活が豊かになったと感じたら、きっとお子さんも楽器の練習に、真剣に向き合う様になるでしょう。

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