音楽的閃きを養う音階練習
音楽的閃きを養う音階練習
各項目について説明します!
各項目について説明します!
1、毎日全調弾く。
音階練習は1つの調を入念に練習するよりも、自分には簡単と思えるくらいの音階を全調1回づつ弾いた方が効果的です。もちろん音程は完璧に取れる難易度のものを選び、音を外さないようにして下さい。
なるべく毎日練習して下さい。新しい脳の神経回路を作るわけですから、たまに練習しても良い効果は得られません。
2、和音で伴奏する。
和音の伴奏があるとハーモニー感が身につき、音楽の文法が理解しやすくなります。伴奏は主音と属音(その調のドとソ)が鳴っているだけで構いません。音階を順番に弾くと2度や7度など不協和音が出てきますが、これらは特に美しくハモるように聴いて下さい。
最終的には自分の演奏する音が伴奏を包み込み、さらにそれを揺さぶるような感覚で演奏出来るようにしましょう。
毎日の練習に付き合って伴奏をしてくれる人なんていない、という人がほとんどだと思います。そのようなときはキーボードの自動演奏とメトロノームがわりのリズムなど活用しましょう。
出来ないと諦めず、何か工夫して見て下さい。
3、伴奏と完璧なアンサンブルをする。
伴奏とは完璧なアンサンブルをするつもりで弾いて下さい。そのためには声に出して歌うことも大切です。
そして、伴奏の音程に完璧にハモるようにすることが大切ですが、伴奏に合わせようとしてはいけません。
伴奏の音も自分で弾くような感覚、伴奏の音を自分の音で包み込むような感覚、伴奏を自分に合わさせるような感覚でしょうか、音楽に対して積極的に表現しようとしないと、結果的に本当に美しい音程は得られません。
4、十分繰り返し練習する。
音階は寝ていても弾けるくらいまで十分練習しましょう。楽譜を見たり、必死で弾いている段階はまだ自分の血となり肉とはなっていません。この段階で次へ行ってしまうと元の木阿弥です。
5、美しさを味わえるまで練習する。
音階練習と言えど音楽です。音階の持つ色や表情を最大限感じで弾きましょう。その美しさに感動するほど練習効果も高くなります。