ヴァイオリン重音、ポイントを押さえて効果的に練習しましょう。
ヴァイオリン重音、ポイントを押さえて効果的に練習しましょう。
ヴァイオリンを弾かれる方でも重音が苦手、という方は意外に多いのではないでしょうか?
重音は曲の中でも頻繁に出てきますし、重音を練習することで耳を良くする効果や、左手のフォームを良くする効果もありますので、是非チャレンジして下さい。
練習の手順
1.ポジションの確認
まず、左手の抑える場所は完璧に覚えましょう。指と指が開くのか閉じるのか、ポジションを移動した場合上の音・下の音がそれぞれどれだけ移動するか、などです。
2.和音を声に出して歌います。上の音と下の音が溶け合い、美しいハーモニーを作るように歌いよく聴きます。3.で和音を分けて弾きますので、同じように歌います。下の音→上の音→和音を聴きながら上あるいは下の音、の順番です。
歌うとき、ただ音を歌うのではなく、旋律が流れるように意識すると効果的です。
3.一つの和音ごとに下の音→上の音→合わせる、の順番で弾く。
今、歌ったように弾きます。下の音→上の音→合わせる、と弾きますが、メロディーが流れるように。下の音に上の音が乗るように意識します。和音が鳴ったらその響きが部屋に広がるように聴いてください。
ポジションが移動する場合も中間音を正確にとり、弾いていきます。
このときによく歌って弾くと、1.で覚えた指の置き方が音と共に覚えることが出来、効果的です。
3.同時に弾く。
分けて弾いたものを同時に弾きます。和音を心の中でしっかり歌います。左手はあまり指板を押さえ付けないようにし、音程は右手(弓の方)で音程を取るような気持ちで弾きます。
ゆっくりできるようになったら、少しづつ速くしていきましょう。
心でより美しく正確に感じながら弾くことは、練習効果を想像以上に高めます。心を落ち着けて一つ一つ音を味わいながら練習して下さい!
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