メトロノームの使い方
メトロノームは使い方次第で3倍早く上達することも、また逆に音楽を殺してしまうこともあります。
今回は効果的なメトロノームの使い方を説明します。
メトロノームは コチ コチ コチ と規則正しく音が鳴ります。この コチ を皆さんは拍子のどこに合わせていますか?
拍の頭に入れるのはNGです。これは合わせるのは簡単なのですが、少々大雑把なリズム感でも合わせることができます。そして、何よりも音楽の緊張感を失わせ、リズムの自由な動きを止めてしまうことが問題となります。
ではどうしましょう?
効果的にメトロノームを使うには、この コチ の音を裏拍に入るように使って下さい。
つまり4拍子では2泊目4泊目、あるいは一拍目裏、ニ拍目裏、三拍目裏、四泊目裏に入るようにしてください。
つまり拍子の頭は自力で感じ取るようにします。そうすることにより、一定のリズムを刻みながら、拍子の自由さが保たれます。
実際、両方の使い方を比べてみると、裏拍に入れた方が音と音の間が感じられ、リズムの流れに動きを感じることができると思います。
実践
さて、実践してみると意外にコチコチコチが裏に聞こえないことに困ると思います。
これはまず、普通にコチコチを表拍にした上で裏拍を感じます。
そして、無理やり裏拍の部分を大きく 1、2、3、…と強く手拍子などで叩き始めると、あら不思議!
コチコチコチが裏拍に聞こえてきます。
そして、慣れないうちは諦めず、ものすごくゆっくりから始めて下さい!テンポが上がるに従って音楽が浮き立ってくることでしょう。
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