大人の練習法
大人の練習法
大人になってからヴァイオリンやピアノを始められた方には、なかなか上達せず難しさを実感されている方も多いと思います。
今回は大人の練習法をご紹介します。もちろん子供と同じ様に練習するのは得策ではありません。
そもそも身体も感覚も違います。
今回は身体に焦点を当てた練習法です。練習法と言っても今回は楽器は持ちません。急がば回れ、まずエクササイズからしていきましょう。
大人の場合子供の様な柔軟性が無いため、無意識に弾ける様な事はありません。まず少しでも身体の柔軟性を上げると同時に、効率的な身体の使い方を習得する必要があります。
大切なのは体幹と言われる胴体の部分です。体幹を鍛えると身体の軸が意識しやすくなり、身体の中を流れる歌を感じ取りやすくなります。そして、身体の中心から腕の方に歌が伝わり自然な動きで演奏が出来る様になります。
体幹の鍛え方はヨガやピラティスなど、たくさんありますのでそれらも参考にしてみて下さい。
今回は簡単に紹介します。
まず片手を真上にギュウッとお腹が凹むくらい伸ばします。その時伸ばした腕から胴体・足に軸が通るのが感じられます。もう片方も同じ様にして下さい。これを10回から20回。
全身をを捻る動きを40回。(すみません、文章で書くと余計に分かり難くなりますので、ごく簡単に書きました)
上半身を前に倒し力を抜きます。背骨1つづつ起こしていきます。頭まで起き上がったらまたゆっくり倒していきます。
この様なエクササイズを練習前にいくつか行って、身体を感覚を研ぎ澄ませましょう。
少しでも身体の柔軟性が増すと、演奏に大きく影響しますので、すぐ効果が分かると思います。是非続けて良い演奏をして下さい。