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アンサンブルは合わせない

アンサンブルでは相手の音をよく聴き合わせることが大切と考える方が多いと思います。 しかし、実際相手の音をよく聴き 合わせても、なかなか合わない経験は無いでしょうか? アンサンブルはまず自分1人が音楽全体を作り上げなければなりません。相手に合わせることは、音楽を相手任せにする事につながります。お互いに合わせていては、行き先不明の意思のない音楽になってしまいます。 自分の中ではっきり音楽を作り、その音楽を自分のパートに込めます。その自分の音楽が込めらた音で相手の音を包み込むように、相手の音を揺さぶるように弾くことが大切です。 そのように弾いたとき、相手も自由に演奏出来るようになります。 アンサンブルは会話のよう、と言われるのはお互いの意思が音を介して繋がるからと言えます。

弦楽器、音程取るのに必死になっていませんか?

3、ハーモニーを感じる。 前回音楽の流れを感じることを説明しましたが、ハーモニーも音楽の流れに重要な役割を果たしています。 ちょっと話がズレますが、協和音、不協和音とありますが、よく勘違いされるのが不協和音です。 不協和音とは不協和と書きますが、ハモらないのでは無く、不協和音と言うハーモニーでハモるものです。2度や7度の音程は絶妙な響きを醸し出し、和音に繊細な表情を加えます。しっかりハモるように耳を鍛えましょう。練習の仕方は今度ご紹介することにします。 話が戻りますと、ハーモニーも音楽の流れに緊張と弛緩を作り、ダイナミックな動きを作ります。この動きの中で音程を取ることが重要になります。 グラデーションのように変化する音色を、より強く感じ、その変化を楽器の音に内在させて行くことで、音楽的な正確さの音程が取れてきます。 また、ハーモニの音や前後の音など、たくさんの音との関わりの中で、今自分が弾いている音程は決まってきます。これは正確にハモるだけでは無く、絶妙にズレるからこそ、ダイナミックに聴こえるのかも知れません。 このハーモニーの音色の変化をしっかり感じ、それを表現することで自分の音程が、音楽的な正確さで定まってきます。 もし単音で弾く場合でもハーモニーの広がりを感じることや、空間の緊張と弛緩の流れを感じることで、演奏の助けになります。 つまり、音程を正確に捉えると言うことは、それ単体で扱うのでは無く、音楽全体の流れの中で捉えねばならないということです。 次回音程練習に最も効果的な音階練習の方法をご紹介しようと思います!

弦楽器、音程取るのに必死になっていませんか?

今回は音程で苦労されている方のための解決法の2、 2、音楽の流れを体で感じる について説明しようと思います。 音符を一つ一つ音合わせをする作業は、一つの段階としては有効だと思いますが、さらに深く進む必要があります。 音符に記された音はほんの表面の薄皮のようなものです。大切なのはその奥に流れる力強い流れを感じることです。 素晴らしい歌手は息の流れの強弱を絶妙にコントロールし、豊かな表現を作り出します。 弦楽器奏者もその流れの強弱を感じることがまず大切です。音程が正確に取れてから表現を豊かにするのでは無く、豊かな音楽が流れているので、音程が正しくなる事をよく理解しておきましょう。 では実際に練習するにはどうしたら良いのでしょう? まず、声に出して歌うことが大切です。声で音の高さをコントロールすると身体に緊張と弛緩が起こります。これが音楽の流れの強弱のヒントになります。歌で音楽の流れが感じられたらオーケーです。 また、初見で弾くこともあるでしょう。このときもただ次々と音を弾いて行くのでは無く、メロディーの流れを感じながら弾くことが大切です。良く分からない場合はハッタリ…でも先ずは構いません。こんな感じだろう…か?という感じで弾いて下さい。 たとえそれが間違っていたとしても、棒弾きよりは百倍マシです。 最後に感じ取った流れを背骨から、両腕に流し、指先から楽器に流して下さい。足の下から身体を通して、天井の方に吹き上げて行くくらいの感覚でもよいです。 その流れを意識することが、指先への無駄な意識集中から解放し、美しく音程を作ることを可能にします。 このように取れるようになった音程が本当の音楽を表現できるのです。

弦楽器、音程取るのに必死になっていませんか?

弦楽器を演奏される方は音程を取るのに苦労している方が少なくないと思います。今回はその解決法を書こうと思います。 結論ら言いますと、 1、左手で音程を取ろうとしない。 2、音楽の流れを体で感じる。 3、ハーモニーを感じる。 このような事に気を付けてみて下さい 今回はその1、左手で音程を取ろうとしない、について説明します。 まず、左手のフォームがきちんと出来ていることは大切ですが、指の押さえる位置をモグラ叩き式にも「もっと高く!」「もっと低く」というのは効果的な練習とは言えません。 指先の押さえる場所に気が行くと、その分音に対する集中力が削がれるということです。 自分では一生懸命弾いているつもりでも、無意識に音を聞いていない状態になってしまいます。 ではどうするかと言いますと、歌で音程を取るように、右手の弓で音程を取る感覚を掴みましょう。 腹の辺りから体の中を歌が流れ、背骨、両肩、両腕、両手の指と、その歌が流れ楽器に入って行く感覚です。 左手はしっかり弦を押さえようと力を入れるのでは無く、腹から指先を通り楽器の中へ歌が流れるような感覚をイメージして下さい。 何か抽象的に感じると思いますが、人間はただ思っただけの事を、想像以上に身体は反応し行っています。自分の歌う力を信じて身体から楽器に歌を流し込んでみて下さい! きっと自分でも驚くような結果が得られると思います。

メトロノームの使い方

メトロノームは使い方次第で3倍早く上達することも、また逆に音楽を殺してしまうこともあります。 今回は効果的なメトロノームの使い方を説明します。 メトロノームは コチ コチ コチ と規則正しく音が鳴ります。この コチ を皆さんは拍子のどこに合わせていますか? 拍の頭に入れるのはNGです。これは合わせるのは簡単なのですが、少々大雑把なリズム感でも合わせることができます。そして、何よりも音楽の緊張感を失わせ、リズムの自由な動きを止めてしまうことが問題となります。 ではどうしましょう? 効果的にメトロノームを使うには、この コチ の音を裏拍に入るように使って下さい。 つまり4拍子では2泊目4泊目、あるいは一拍目裏、ニ拍目裏、三拍目裏、四泊目裏に入るようにしてください。 つまり拍子の頭は自力で感じ取るようにします。そうすることにより、一定のリズムを刻みながら、拍子の自由さが保たれます。 実際、両方の使い方を比べてみると、裏拍に入れた方が音と音の間が感じられ、リズムの流れに動きを感じることができると思います。 実践 さて、実践してみると意外にコチコチコチが裏に聞こえないことに困ると思います。 これはまず、普通にコチコチを表拍にした上で裏拍を感じます。 そして、無理やり裏拍の部分を大きく 1、2、3、…と強く手拍子などで叩き始めると、あら不思議! コチコチコチが裏拍に聞こえてきます。 そして、慣れないうちは諦めず、ものすごくゆっくりから始めて下さい!テンポが上がるに従って音楽が浮き立ってくることでしょう。

アンサンブルの秘密兵器

私はアンサンブルこそ音楽の真髄では無いかと思うほど、アンサンブルが好きです。1+1が10にも100にもなる本当に魔法のような音楽だと思います。 しかし、これがまた一緒に弾く相手によってマイナスになってしまう事も…。人間関係と同じような気もしますが…。 しかし、音が合う事で心も通じると信じています。 こそで、私のアンサンブルの技を紹介します。 アンサンブルはまず耳が大切です。私はレッスンの際、必ず和音を聴く練習をします。ありがたいことに、生徒さんと音を聞く練習をすると、私もその練習が出来るのです! つまり、ほぼ毎日何回も和音を聴く訓練が出来るのです。 そのため気付いたら、何も苦労もなく音を合わせられるようになっていました。 アンサンブルをするときはこの耳を使って、メンバーの音を自分の音でギュッと掴む感覚があります。そしてあるときは風船が膨らむように音を膨らませたり、またあるときはメロディーをダンスのリフトのように下から持ち上げたり、またメロディーを弾くときは、下の方のベースまで包み込むように弾きます。 そのように音で空間に工作か粘土細工でもするかのように、音楽を作り上げます。そうすると、異世界が広がるような美しさが肌に触れるような感覚を持ちます。 こんな至高の喜びなのですが、ハーモニー感の無い人と弾くと、針のむしろように感じることも…。 どうぞ皆さん、耳を鍛えて恐ろしいほど美しい音の世界を体験してみて下さい!耳さえ鍛えれば、演奏技術のレベルは関係ありませんので、アンサンブルの喜びを誰もが感じられるようになると嬉しいです!

演奏と瞑想

演奏と瞑想が同じようなものと私は思っています。音を見るように聴く方法は瞑想に似ているということです。頭蓋骨がパカっと開いて、身体の中にスポーンと音楽が入ってくるイメージです。聴覚だけでなく全ての感覚を開いて全身で音楽を浴びるような感じです。 それを、ピアノを弾くときやヴァイオリンを弾くときにやってみて下さい。効果絶大なことが分かると思います。音がスポーンと身体を通り抜けるように聞こえ、楽譜を読んだり、指使いを考えたりするような雑念がふっと遠くに行ってしまいます。 そして、何か音の中で遊んでいるような、音と戯れているような感覚になるでしょう。 演奏とは集中力が勝負!と思っていましたが、意外に簡単に出来ることに驚くことでしょう。 是非みなさんもやってみて下さい。 まず心を落ち着けて瞑想するような感覚ですぽーんと感覚をを開いて下さい。